【猫ブームの裏で、なくならない猫の虐待と遺棄】
時代は空前の猫ブーム。
とうとう、犬の飼育数を越えたという話も聞く。
終生飼育は言うまでもないが、命を飼うなら愛情をもって、正しい知識をもって飼っていただきたい。
なぜ毎度毎度、ブログでこんな話をするのか?
ご存知の通り、私はホルモン田中の名前で猫コラムを書いています。
出張トレーニングをしながら、その土地土地の猫を記事にして、楽しく地域猫活動を普及啓蒙するのが目的なのですが、猫のいる地域を公にすると、信じられないことにそこに猫を棄てに来るんです。
くわえて、猫を捕獲しに来るのです。
捕獲は、三味線や動物実験に使うために、業者に売られるとのことです。
また、虐待の対象にもなります。
私のように、動物愛護に深く関わっていると、フェイスブックなどで毎日のように虐待されて殺された猫の記事を目にします。
猫ブームは、カワイイ猫たちの魅力をわかってもらえると共に、裏ではさらに多くの猫たちが危険にさらされるわけです。
一時のブームに流されると、可愛さだけ先立って、命と共に暮らす大変さは忘れ去られ勝ちです。
可愛くても、糞も小便もします。
病気にもなります。
毎日ご飯も食べますし、自分の時間もペットのためにさかなければなりません。
新しい恋人が、動物が苦手だからって棄てるのですか?
15年後の自分はどうなっているか想像していますか?
自分に万が一の事があったとき、ペットの行く末を考えていますか?
犬を飼う、猫を飼うというのは、命を背負うということです。
どうか、安易な考えのもとに飼われないことを願ってやみません。
そして、虐待などで苦しむ動物がなくなりますことを、願ってやみません。