ストレスには、ユーストレス(適度なストレス)とディストレス(好ましくないストレス)の2種類がある。
私達は、全くストレスを感じない状態では本来の力を発揮できない。ほどほどにストレスを感じているときこそ、最も力を出すことができる。それがユーストレスだ。ー1/17 日経新聞より
これは、犬にも当てはまる。
写真のような、エリザベスカラーを巻かれたり、長時間ゲージに入れられていたりというのはディストレスにあたる。
犬にユーストレスを与えるに適した方法は、多課目のコマンドを学習させることだ。
お手・伏せ・持ってこいなどは、生活に直接必要なコマンドではないが、犬の力を発揮させるためのユーストレスになる。
もちろん、教える際に犬の自発性をのばすトレーニング方法をとらなければ、それらはたちまちディストレスとなる。
嗅いだことのない匂いを嗅がせることもよい。
散歩に、ちょっとしたアジリティーの要素を取り入れることも、よいユーストレスになるだろう。
いずれにせよ、「適度な」ということを忘れてはならない。